真空遮断器V4C/V6C形シリーズ
東芝では、1965年に日本で最初の真空スイッチを実用化して以来、数々の真空機器を製品化し、すぐれた諸性能によって、広くご愛用いただいています。現在まで、真空遮断器(VCB)、真空コンタクタ、柱上用真空開閉器などを製作し、それらの真空バルブは350万本を超えています。
V4C形 / V6C形の特長
1.豊富なラインナップ
固定形は、3種類の主回路構成(上部左右、背面水平、上部前後)が用意されています。引出形の主回路端子は、背面水平の1種類ですが、引出装置の導体方向は、水平、垂直の2種類が用意されています。また、JEM1425への対応も可能です。
2.盤の設計が容易
幅800mm以下のパネルで、パネル厚さ3mm以上あれば、支持パイプ等が不要です。
3.簡単な操作で、確実な動作
手動ばね操作形は、トリップ動作後のリセットが不要です。引出形は、真空遮断器を手で引出装置から出し入れ可能です。
機械的、電気的インタロック機構を備えているので、出し入れ操作時の安全性を向上しています。小型軽量設計となっており、運搬も容易で、据付も簡単です。
4.保守点検が容易
表面板を取り外すことなく、注油口から注油が容易に行えます。
本体を盤から外さないで、表面板が取り外せますので、保守点検性が向上しています。
5.環境にやさしい
真空遮断器の材料から、有害物質を削減し、環境に配慮した製品です。
シリーズ体系
据付方式 | パネル直接取付型、床置固定型 | 水平引出型 | ||
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主回路端子 | 上部左右(電源負荷) | 背面水平 | 上部前後(電源負荷) | 背面水平 |
手動ばね操作 |
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電動ばね操作 |
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適用と選定
ご使用状態
東芝真空遮断器V4C/V6C形シリーズの標準仕様状態と使用条件についてまとめました。
開閉サージやコンデンサバンクへの適用基準、定格遮断電流の選定
開閉サージに対する保護や、コンデンサ開閉の容量、V4C/V6C形シリーズの定格遮断電流について。
配電盤への適用
東芝真空遮断器V4C/V6C形シリーズを配電盤に設置する場合の配電盤の形、JEM1425金属閉鎖形スイッチギヤへの適用、前面操作、前面保守形盤(薄形盤)への適用についてまとめました。